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「VITAトロフィーシリーズ」Rd.5
2020/09/25 レポート

「VITAトロフィーシリーズ」
第5ラウンド レースレポート

シルバーウィーク最中9月20日(日)、
 2020年「VITAトロフィーシリーズ」第5ラウンド
(第2、第3が中止の為実質第3戦目)が開催された。

「VITAトロフィレース」とはツインリンクもてぎと筑波サーキットを転戦するシリーズレースで、
今大会7台のエントリーでレースが行われた。

 旧型エンジンで戦うY-1クラスは4台。

第1戦優勝、第4戦3位の19車茂木祐一選手、

第4戦で4位の56号車梅田敏選手に加えて

今期初参戦の81号車杉山幹雄選手、

更にランキング首位の佐藤孝洋選手の代役で
昨年86/BRZレースのクラブマンシリーズEXPERTクラスのチャンピオン、
橋本洋平選手が1号車をドライブした。

一方新型エンジンのW-2クラスは3台で、
今年2大会を制しているイノウエケイイチ選手が欠場、

同じく2大会共に2位の55号車大友敦仁選手を軸に

第4戦4位の69号車ジュン選手、

今期初参戦の87号車山本龍 選手によって戦いが始まる。

■予選
 9/20(日)天候は曇りで気温も低め、コースコンディションはドライ。
8時20分に全車一斉にコースインし15分間の予選セッションが開始。

序盤から精力的にタイムを出しに行ったのは#55大友選手。
計測1周目から1分5秒724でトップに立ち、

2番手に#19茂木選手が続き
序盤はこの二人が交互にトップタイムを出しポールポジション争いが展開。

この動きに変化出たのは残り9分時点で、
それまで3番手だった#87山本選手が1分4秒671を出して#55大友選手を交わし2番手へ。

そしてそれまで7番手に居た#1橋本選手も1分5秒台に入り5番手へ浮上


 
トップの#19茂木選手は更にタイムを詰めて行き、残り6分で一度は#55大友選手に1分4秒205で逆転を許すが
残り2分で1分4秒121を叩き出し再逆転、
旧式エンジンのY-1クラスながら全体のポールポジションを獲得した。

2番手は#55大友選手

3番手は#87山本選手。

4番手ジュン選手と続き
5番手タイムだった#1橋本選手は走路外走行2回で2グリッド降格で7番手、
#81杉山選手、#56梅田選手が繰り上がることになった。

今回走路外走行(いわゆる四脱)が厳しくチェックされ、
各カテゴリーでペナルティが出ていた。
今後も注意が必要である。

ポールポジション 19号車 茂木祐一選手
(プライルマーズ PR-VITA) 
「目標通りのタイムは出せたが、2位3位も僅差で続いているので油断できない。筑波は狭いのでスタートでしっかり前に出て逃げて行きたい」

■決勝
 9/20(日) 10時ごろからポツポツ雨が落ち始め、
VITAの決勝が始まる11時50分にはシトシトとした降りになり
コースはウエットコンディションとなる中で15周の決勝が始まった。

 各車クリーンなスタートを切る中で
#69ジュン選手が4番グリッドから蹴り出し良くスタードダッシュに成功し、トップで1コーナーに飛び込む。

後方でも#1橋本選手がスルスルと順位を上げて1コーナー進入までに4番手までジャンプアップ。

#19茂木選手、#55大友選手が2台に挟まれた状態で1周目を終える。

好調な#1橋本選手は2周目の第1ヘアピンで#55大友選手のインを狙うがここは失敗。
しかし3周目の同じ第1ヘアピンで再度のアタックに成功すると、

その勢いのまま第2ヘアピンで2位#19茂木選手を攻略、

ファステストラップを出しながらトップ#69ジュン選手に0.3秒差と迫り、
4周目の第1ヘアピンで遂に#1橋本選手がトップに立つ。

続いて#19茂木選手との3番手争いを制した#55大友選手も#69ジュン選手に襲い掛かり、
最終コーナー立ち上がりからストレートにかけてオーバーテイクに成功し2位に進出。
#69ジュン選手は3位にドロップ。

 #55大友選手は6周目のストレートで#1橋本選手も抜き去りトップを奪取すると
ファステストラップを刻んでその差を7周目1秒436、8周目2秒474と拡げて独走体勢となる。

この頃から雨はやみレコードライン上は路面が乾き始める。
レインに合わせたセッティングの#1橋本選手は追い上げが出来ない状態。

3位は更にそこから5秒以上離れ、中団から上がって6周目に#69ジュン選手をかわした#87山本選手が走る。

レースはそのまま#55大友選手が危なげない走りでゴールまで走り抜けて優勝、

序盤に見事な追い上げを見せた#1橋本選手が総合2位フィニッシュ、Y-1クラス優勝を飾った。

3番手フィニッシュは#87山本選手であったが、走路外走行のペナルティでフィニッシュタイムに1分が加算され
総合6位、W-2クラス3位に降格。

4番手フィニッシュの#69ジュン選手が総合3位、W-2クラス2位に繰り上がった。

・決勝後のコメント

総合及びW-2クラス優勝 55号車 大友敦仁選手
(Raise UP VITA01)
「雨には結構自信がありました。今年は雨のレースばかりでスタートで毎回3~4台に抜かれていて、
今回も一時4位まで抜かれたがペース自体は結構良く、結果的に優勝できたので嬉しいです。
トップに立ってからは2位以下を引き離たので狙い通りのレースが出来たと言えます。」

総合2位及びY-1クラス優勝 1号車 橋本洋平選手
(TIPO FUCHS ETA)
「序盤で勝負したいと思いコースインからタイヤを温めていました。
スタート直後しか勝負所が無いと思っていたので、その狙い通りに順位を上げる事ができました。
マシンは完全にウエットセッティングっだったので、後半路面が乾いてラインが出来てしまってからは走りが苦しくなった。
新型の方が直線が速いのでストレートでじわじわ離されて、あれが精一杯でした。
とりあえず代役としてはまずまずの結果で、また出場のチャンスがあるといいですね。」


〈レースを終えて〉
筑波サーキットは、タイトで走り甲斐のある魅力あふれるコースである。
参加する方も見る方も楽しい。
レーシングカーのスキルを学ぶには最適のコース。
今回のデットヒート、見所のあるレースをありがとうございました。
今後是非、耐久レースなど、参加したくなるようなレースも取り入れて行きたいと思う。

VITA倶楽部