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鈴鹿クラブマンレース第5戦 CS2
2021/10/24 レポート

鈴鹿クラブマンレース第5戦 CS2

9月11日・12日 鈴鹿サーキット

VITAの兄貴分、レジェンドマシン『16C』のレースが鈴鹿サーキットで開催された。
鈴鹿クラブマンでのカテゴリー名は
『CS2』(クラブマンスポーツ2)

CS2は今シーズン、鈴鹿クラブマンレース第2戦MEC60が開幕戦となり、6月の第3戦、7月の第4戦を経て、
今回の第5戦が4レース目となる。そして今大会が終わると、
12月に開催されるクラブマンレースFinal Roundで最終戦を迎える。

今年のチャンピオンが気になるクラブマンRd.5レース。
今回のエントリーは10台。

現在ランキングトップの
#46  松本吉章選手(ABBEY RACING )、

参戦した2戦とも優勝を飾り、松本選手を7ポイント差で追う
#21  いむらせいじ選手(オートルック16C )、

MEC60以来の参戦となる
#24  FLYING RAT選手(WEST 16C )
ルマン24hも完走したスーパードライバー。

往年の名ドライバー 見崎清志選手(WEST 16C )
今回#88マシンでエントリー。

去年のシリーズチャンピオン
#12  金久憲司選手(ONELAPCOATアシスト青春親父16C )

#22  東督也選手(EAST EYE CLINIC GRID )は最近表彰台が続く。

#15  吉村一悟選手(NEXSEED16C )

#58  入谷敦司選手(J’S RACING 16C )

#20  k.k選手(ABBEY RACING )

#28 依田 学嗣選手(フォーミュラE &DWEST16C)
10台のレジェンドマシンがスタイリッシュな様を見せてくれた。

 


<<9月11日(土) 予選 >>13:45
  Wether: Cloudy   Track: Dry

ドライコンディションで迎えた予選。

20分のセッションのうち半分を過ぎた時点でのトップは#24  FLYING RAT選手(WEST 16C )で2分16秒664だった。

しかし残り7分で#21  いむらせいじ選手(オートルック16C )が2分16秒135を記録してトップに浮上。
残り6分でFLYING RAT選手はさらにタイムを縮め1分15秒491という驚異的なタイムでトップを奪い返してきた。

いむら選手は自身の最速タイムを更新してきたが1分15秒797と及ばず、FLYING RAT選手がトップで予選を終えた。

しかしピットロードの速度違反があったとの判定でFLYING RAT選手は4グリッド降格ペナルティ。
ポールポジションはいむら選手となり、2グリッドは#46  松本吉章選手(ABBEY RACING )
3番グリッドは#58  入谷敦司選手(J’S RACING 16C )、4番グリッドは#15  吉村一悟選手(NEXSEED16C )。
そしてFLYING RAT選手が5番グリッドからスタートすることになった。

■予選1位(4グリッド降格で決勝は5番グリッドスタート)

#24  FLYING RAT選手(WEST 16C )

車の仕上がりが良かったので安心して走れた。そして狙い通りのタイムを出すことができた。
決勝はグリッド降格で5番手スタートだけど、最初の1周でしっかり順位を上げて、
いむらさんとの戦いに持ちたいと思っています。

予選2位(決勝はポールポジション)

#21  いむらせいじ選手(オートルック16C )

一番いいときに前に詰まってしまったのと、前がスピンしたので、ちゃんとしたタイムが出せなかった。
そこから仕切り直したけどスプーンで回っちゃって、これが限界だった。
でもスピードはあるので、決勝はいい戦いができると思うよ。

予選3位(決勝は2番グリッド)

#46  松本吉章選手(ABBEY RACING )

前とはだいぶタイム差があるので、決勝は厳しいかな。スタートで前に出れても、このタイム差だと抑えることはできないし。なんとか食らいついていって、表彰台は確保したいね。



<<9月12日(日) 決勝>>

決勝レースはウエットコンディション。雨の量は多くないが、コース全周に渡って路面が濡れている状況となった。

ポールポジション
#21  いむらせいじ選手(オートルック16C )

2位 #46  松本吉章選手(ABBEY RACING )

3位 #58  入谷敦司選手(J’S RACING 16C )

4位 #15  吉村一悟選手(NEXSEED16C )

#24  FLYING RAT選手(WEST 16C )

#12  金久憲司選手(ONELAPCOATアシスト青春親父16C )

7位 #88 見崎清志選手(WEST 16C )

#22  東督也選手(EAST EYE CLINIC GRID )

#20  k.k選手(ABBEY RACING )

10位 #28 依田 学嗣選手(フォーミュラE &DWEST16C)


<<9月12日(日) 決勝>>9:15 スタート
Wether:Rain   Track:Wet

8周の決勝レースでスタートを決めたのは2番グリッドの#46  松本吉章選手(ABBEY RACING )
ポールポジションの#21  いむらせいじ選手(オートルック16C )に並びかける勢いを見せた。

しかし抜くには至らず、いむら選手がトップを守って1コーナーに入っていった。

3番グリッドの#58  入谷敦司選手(J’S RACING 16C )はヘアピンでコースアウト、4番グリッドの#15  吉村一悟選手(NEXSEED16C )はスタートでミスを犯し、2人は大きく順位を落とす結果となった。

これにより5番グリッドの#24  FLYING RAT選手(WEST 16C )は一気に3位まで浮上し、2位の松本選手を追った。

6番グリッドの#12  金久憲司選手(ONELAPCOATアシスト青春親父16C )が4位まで上がってきたが、
金久選手はフォーメーションラップでスピンを喫し、最後尾スタートのはずが自身の元の位置である6番グリッドからスタートしたため、のちにドライブスルーペナルティーが課され、それを消化しなかったことにより失格となった。

トップいむら選手は1周目から逃げをうち、2位に2.2秒もの差をつけてきた。

3周目にはFLYING RAT選手が松本選手を抜いて2位に浮上。4周目には金久選手が松本選手に迫ったが金久選手のペナルティを知っていた松本選手は無理せずここで順位を譲った。

FLYING RAT選手が4周目のシケインでオーバーラン。これで金久選手が前に出た。
金久選手のペナルティを知らなかったFLYING RAT選手は、2位を取り戻し、さらにはトップのいむら選手を追うために、金久選手に対して激しいバトルを仕掛けていった。

後方では#22  東督也選手(EAST EYE CLINIC GRID )と#88  見崎清志選手(WEST 16C )が5位争いを展開。

入谷選手と#28  依田学嗣選手(フォーミュラE&D WEST16C )が8位争いを展開するなど、濡れた難しいコンディションにも関わらず、各所で激しいバトルが繰り広げられた。

最終的に、トップを快走するいむら選手は後続を寄せ付けることなく、3戦連続のポールトゥウィンを達成し、ポイントランキングもトップに浮上した。

5番グリッドスタートから着実に順位を上げたFLYING RAT選手が2位。

クリーンなバトルと堅実な走りをみせた松本選手が3位でフィニッシュした。

4位 東選手

5位見崎清志選手

6位 K.K選手

7位 依田選手

8位 吉村選手

9位 入谷選手


優勝 #21  いむらせいじ選手(オートルック16C )

スタートさえ決まれば行けるんじゃないかなと考えてた。
松本さんとの距離も1周でだいぶ稼げたし、あとはミスしないように走りました。
最終戦はチャンピオンどうのこうのというより…、コースレコードを出します。
あとVITAも出るので、楽しみますよ。

2位 #24  FLYING RAT選手(WEST 16C )

いむらさんに追いつくつもりだったけど、ミスもあり、叶わなかった。
金久さんがなぜ一気に上がってきたのかわからなかったけど、一緒にバトルを楽しんだよ。帰ってきてから彼が失格だったことを知りました。

3位 #46  松本吉章選手(ABBEY RACING )

3位は上出来。雨は自分に有利に働くかな?と思ったけど、雨でもあの二人(いむらせいじ選手、FLYING RAT選手)は速かったですね。なのであとはミスしないように走りました。
でももう少し速く走れたかな?そこは今後の課題です。

雨の中、素晴らしいレース展開を見せてくださったレジェンドの皆さま。
素敵な笑顔をありがとうございました。


12月はシリーズチャンピオンが決定するファイナルレース。
VITA日本一決定戦と共に、期待しています。

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