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鈴鹿クラブマンRd.2 VITA
2019/03/18 レポート

 3月もまだ半ばだというのに、早くも第2戦を迎えた鈴鹿クラブマンレース。今回はフルコースが舞台となる。エントリーは前回と同じ26台。その中には練習中のクラッシュで、戦わずしてリタイアを喫した眞田拓海のマシンもあり、純白のボディにゼッケン0だけが記され、大掛かりな修復が施されたことを明らかにした。

 今回は2デイイベントということもあり、土曜の午前にはスポーツ走行が、そして午後には予選が行われた。その予選で、いきなり2分25秒955をマークしてトップに躍り出たのが鍋家武だった。ただ、普段ならばそこから徐々に縮まっていくタイムが、なかなか縮まっていかない。それはほとんどのドライバーに共通した。2番手につけた眞田も2分26秒074を記したのち、タイムが伸び悩む。こと眞田はいったんピットに戻って、タイヤの内圧調整を図るなどして最善を尽くし、東コースでは短縮を果たすも、西コースでマージンを失っていた。

 結局、最後まで走り続けた鍋家ではあったがタイムアップならず、しかしトップはキープし続けて、2戦連続でポールポジションを獲得することとなった。2番手は眞田で、3番手が八木智。上村雅一、いむらせいじの順で続き、開幕戦ウィナーの中里紀夫は6番手留まり。「コンディションが良くなかったのは事実ですが、条件はみんな一緒。なんでなんだか……」と中里は首をひねったまま。

78 鍋家 武  IMAGE★ToyBox★パラモ★REV

鍋家武(ポールポジション)

「実は最初の周がいちばん風、吹いていなくて、そこからはすごくてクルマがフラフラするぐらい。一応、最後まで様子見で走っていましたが、ダメでしたね。2戦連続ポールですが、今回はちゃんとレースしたい(笑)」

 明けて日曜日、早朝の鈴鹿サーキットは青空が広がっていたが、時間の経過とともに雲が浮かぶようになり、いつ雨が降り出してもおかしくない状況に。しかしながら、なんとかクラブマンスポーツの決勝レースまではドライコンディションがキープされた。

10  眞田 拓海 spr犬猫殺処分0号VITA
83  八木 智 C.A.FIRST京都VITA
33  上村 雅一 C.A first京都 VITA-01
21   いむら せいじ オートルックVITA-01
1     中里 紀夫 bitcoin悟 MiDLAND C72
9     関 正俊 グラック&KTS
11    伊藤 直登 イーエム精工 新生ゲッターone 青
13   遠藤 浩二 ORC SOUNDKIDS VITA
18   巽 雅剛 ClubD’zウエストポイントVITA
87   山本 龍 おさきに☆どうぞVITA

89  楠戸 芳弘  バッカラン人工知能☆レーシングF
77  大八木 龍一郎  DAISHIN☆Plogrexx☆ナギサ
74  今田 信宏  J-MS・ZERO RACING
47  松田 剛志  A-one vita-01
82 オノッチーノ レイシス宇津木妙子ソフトボールドリーム号
38  瀨谷 隆  ABBEY RACING
19  飯田 育也  NUTECヒットマンルアーズ☆アイテック
81  飯田 裕樹  ABBEY RACING
73  夕田 大助  LAPS A-ONE
92  國廣 隆一  チームテツヤ Rn-s R
17  桜井 貴広  北川自動車VITA-01
20  紀平 潔  ABBEY RACING
88  Yen Pin Kuan  VITA-01
72  妻鹿 良平  PCG-01
89  楠戸 芳弘  バッカラン人工知能☆レーシングF

 

10:05 決勝レース スタート!

今回はスタートをそつなく決めて、鍋家がトップを保ったままレースを開始。逆に鈴鹿では初めてのスタートとあって、緊張もあったのだろう。眞田が出遅れて、八木の先行を許して3番手に後退。1周目はその後ろに上村、いむら、中里、関正俊、伊藤直登が続いて、8台が縦一列に。

しかし、2周目になると、トップ3が抜け出す格好となり、さらに3周目に入ったばかりの1コーナーで八木に眞田が襲いかかり、並んだまま2コーナーを抜けて、S字でようやく前に出る。

一方、シケインでは関がスピンで遅れをとり、4番手は上村、中里、いむらのオーダーで競われるように。

 2番手に浮上した眞田の勢いは止まらない。4周目の1コーナーで早くも鍋家に迫り、鋭くオーバーテイクに成功。が、眞田にとって予想外だったのは、鍋家、八木ともピタリと食らいついて離れなかったこと。ベテランふたりが強烈なプレッシャーをかけてくる。

最終ラップの攻防は、もはや圧巻の一言! 
普通なら後ろを抑えようと、トップのペースも鈍るものだが、眞田はむしろ必死に逃げたからだ。揃ってベストタイムを記していたのが、そのなにものの表れでもあった。

 辛くも逃げ切りなった眞田は、これが嬉しい初優勝。富士スピードウェイでのFCR-VITAでのデビューからほぼ1年後に、そしてまた開幕戦のリベンジにも成功した。

4位は上村で、5位はいむら、そして6位は伊藤が獲得。

一時、4番手争いの先頭にも立っていた中里は7周目に順位を落とし、7位でゴールを果たすに留まった。


「万年2位、八木さんも万年3位(笑)」と自虐のコメントを発したのは、もちろん鍋家だ。

 

眞田 拓海 選手(ウィナー)

「スタートで3番手に落ちてしまいましたが、昨日の夜スタッフとどう抜いたらいいか話していたのが役立ちました。トップに立ってからは冷静に、しかも気持ち良く走ることができました。今までは気持ちばっかりが先に行っていたんですが、これからはもっと自信を持って走れそうです」

記事: 秦 直之さん


これでますます、6月22、23開催の「VITA OF ASIA」の行方が面白くなってきた。鈴鹿のベテラン勢、それに立ち向かう遠征組、外国からのエントリー、底辺層のVITAレースも国際化し、賞金を狙える魅力あるカテゴリーへ進化しつつある!
VITAを乗りこなし、ドライビングテクニックをさらに向上してほしいと願います。

『ドライバーピックアップ』

今回、参戦3回目にして見事8位をGETした巽  雅剛選手!
なかなかタイムが上がらず、それでも楽しみながら地道に努力された「癒し系ドライバー♪」です。
決勝レースではトップタイムに迫る勢いでタイムアップ、基本の走りをきちんと学べば、レーシングカーは答えを出してくれるのですね、次は表彰台も夢ではない!