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FCR-VITA 第1戦
2019/05/13 レポート

 

2019年富士FCR-VITA開幕です!

昨年度は小山美姫選手がVITAマシンを見事に乗りこなし、
コースレコード、チャンピオンと素晴らしい成績を残してくれた。

さて、今年のFCR-VITAは中々の強者がひしめき合う。
2018年岡山VITAチャンピオン近藤 善嗣選手とVITAトロフィーレースチャンピオンの武村 和希選手が加わり、ベテラン勢との戦いが見ものだ。

 またFCR-VITAには女性ドライバーが5名エントリーしていて、山本龍選手と小泉亜衣選手の素晴らしいタイムアタック、おぎねぇ、星七 麻衣、RINA ITO選手の、男性に勝る熱い走りが見どころである。

5/11(土)10:10 予選、Weather:Fine

気合の入ったエンジン音とともにピットから飛び出す各マシン、

晴天の下で行われた公式予選では、セッション前半にいち早く2分0秒台にタイムを載せた眞田拓海がポールポジションを獲得した。
残り時間が5分を示す前にコースから戻りピットで待機。
決勝に向けてタイヤの温存まできっちり行い、余裕のセッションかと思いきや、「前日の練習からまとめ切れていなかったので、多少ドキドキはしましたが」と苦笑いを浮かべた。
2番手につけたのは最終ラップで眞田に100分の7秒差に迫ったいむらせいじ。
「単独で走っても2分0秒台には入るけど、やっぱり0秒4はスリップストリームをもらわないと。ちょうどタイミングよく他のクルマと走れたのに、セクター3でミスっちゃって、もったいなかったなあ」とアタックラップを振り返った。

なお、同じガレージから参戦するKYOJO、山本龍は2分01秒184で6番手。
KYOJO CUPとダブルエントリーしている5名の中ではトップタイムとなっている。

5月というのに路面温度は上がり、これ以上のタイムが出ることはなかった。

ポールポジション、眞田拓海選手

「初の予選1位はうれしいです!富士はバトルも多いと思うので、それを楽しみながらレースできたらと思います」
これまで殆どレース経験のない眞田選手をチームは大切に育ててくれているのだろう。

前回いきなり鈴鹿クラブマンレースで優勝し、今回もいきなりのポール、一体どんな作戦で走行したのだろうか。

5/11(日) 14:45  Weather :Fine  Track:Dry

昨日に引き続き晴天、開幕戦にふさわしい幕開けである。

富士FCR-VITA第1戦は、恒例の鈴鹿クラブマンレースに劣らず、激しいバトルとなった。

ポールシッターの眞田は順当なスタートでオープニングラップを終了。
フロントローのいむらも順位をキープして2周目に入ったが、その背後に予選3番手の武村和希が急接近。
コントロールライン上で両者の差は0.1秒を切っており、そのまま順位逆転。

武村は勢いそのままに眞田にも迫り、6周目の13コーナーで眞田をとらえてトップに躍り出た。

しかし眞田もペースはゆるまず、両者はテール・トゥ・ノーズの状態でホームストレートへ。
サイド・バイ・サイドで1コーナーへと入っていくと、そこからはまるでレコードラインが2本あるかのように並走状態のバトルが続いていった。

なかなか勝負がつかないまま、10周のレースはファイナルラップに突入。
さらにはバトル中の2台に3位のいむらが接近し、一気に三つ巴の様相を呈する。

レース後、「あれはお互いにわざとペースを落として3位を近づけるようにしていたんです。お互い、抜かれた時点でもう一つ順位を落とすシチュエーションを作っていました」と武村が語れば、

いむらも「終盤になったら前の2台は近づいてくるだろうと分かっていた」と言う事から、
FCR-VITAがいかに心理状況も読んだうえで高度な駆け引きが行われているかがお分かりになるだろう。

ほんの小さなミスも許されない状況の中、3台は団子状態でダンロップコーナーへ。
と、ここまで並走を続けていた2台がわずかに接触!
挙動を乱しコースアウトしたのは眞田の方。
武村は何とか踏みとどまると、井村の追撃をしのいでトップチェッカーを潜り抜けた。

武村はこれがFCR-VITA初優勝。2位にはいむら、3位には予選4位からスタートした近藤善嗣がはいった。

 

優勝コメント  武村和希 選手

「予選ではタイム差があったので心配しましたが、自分自身の富士の練習が足りていないだけで、決勝中もペースを上げていける自信はありました。だから、それなりに勝つつもりで臨みました。

(眞田選手とは)バトルに持ち込んでお互いフロントが垂れてきていましたが、特に向こうは心理的に焦ってるのが分かったので、どこでも抜いていけるんだぞとアピールしながら、向こうのミスを誘っていって。
最後は接触があって申し訳なかったですが、クリーンなバトルができたと思います」


富士FCR-VITAレース、手に汗を握る接戦となった。

初心者にもコントロールしやすいVITAマシンだが、
基本のドライビングはフォーミュラマシンと同じ考え方。
セットアップであり、ドライビングであり、
決して無駄にせず大切に習得して行って欲しい。

富士では女性ドライバーがどんどんスキルアップしていて、
女性でも決してドライビングテクニックは負けていないと
証明してくれる。

来月は鈴鹿で開催されるVITA OF ASIA!

アジアチャンピオンは誰の手に!