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鈴鹿クラブマンRd.5 『CS 2』
2019/09/27 最新情報

鈴鹿クラブマンレースRd,5 cs2

今回の鈴鹿クラブマンレースでは、VITA-01に代わり、
ワンランク上のマシン『CS2』が登場、
迫力のあるマシンがパドックを賑やかした。
CS2クラスは、11台のレジェンドドライバーがエントリー。

中でも今回の目玉は、
VITA元チャンピオン「老舗ドライバー『中里紀夫』選手の参戦」

CS2クラスでは、FJやF3などなど、数多くのレースを知り尽くしたドライバーも参戦する。
どんなバトルが始まるのか、非常に大きな見所となった。

ドライバー達は久しぶりの走行もあって、セットアップ、走り方にあれこれと頭を悩ませ、密かに闘志を燃やしそれでも和気藹々と大人の雰囲気を漂わせていた。

9/229(日) 8:45 Cloudy, Dryコンディションの中予選が始まった。
西コース3,475㎞

ポールポジション、フロントロウを奪い取ったのは
#46松本 吉章選手。
ただ1人1’22秒台をマーク。松本選手は、Doctorというお忙しい時間を割いて、とても熱心に取り組まれ、練習の成果が答えとなった。
そして上位5台がコースレコードを叩き出し、マシンのポテンシャルがさらに高くなったことが証明された。

#46松本 吉章選手
「最終ラップ、コースアウトしてもいいと思って思い切り攻めてみました。このまま決勝に向けて頑張りたいと思います」
隣で大文字選手が「速いなぁ、」と悔しそうに呟く。

p.m.0:15 決勝

台風の予想が心配されたが空は曇り、DRYコンデションでの決勝となる。

11台のCS2が華やかにグリッドを彩る。

レッドシグナル消灯と共に抜群のロケットダッシュでトップに躍り出たのは
やはり#3大文字。

4位からあっという間にトップで130Rに飛び込む。
続くは#88中里、#5TOMISAN、ポールの#46松本はホイルスピンさせてしまい順位を大きく落としてしまう。
ここから激しいトップ争いが始まる。
1周目コントロールタワーの通過は#3大文字、#88中里、#5TOMISAN#22東#7川島。
最後尾から追い上げた#12金久は6番手まで浮上しトップ争いに加わる勢いであったが、残念ながらその後トラブルで戦列を去った。

3周目は中里がトップを奪い、4周目は大文字が奪い返し、5周目は中里6周目は大文字と、
激しいトップ争いが繰り広げられる。

一方、3周目3番手の#5TOMISANを#7川島がパス。ここでも激しい3番手争いが始まる。

そしてそれを追う#22東、#46松本、#11 LIU 。

その頃6周目5番手まで追い上げた#46松本が、9周目4番手、
10周目とうとう3番手の#7川島をパスし入れ替わることに成功。
さらに追従を、と思った矢先、SCがコースインしてレースは中断、
残り2周はSCランでチェッカーを受けることになり戦いは終了した。

結果優勝は、激戦の末CS2初参戦の中里選手が、ポイントリーダーの大文字選手を抑え初優勝を飾った。

優勝 #88中里 紀夫 選手

「やはりVITAの上のクラスCS2は気持ちいいです。乗った感じはVITAに似ています。
又チャンスがあれば乗りたい」と、
走行前は「ぶっつけ本番なので今回は楽しみます」
と言ってた中里だが、やはりそう簡単にトップを明け渡す事はなかった。

2位の大文字 賢浩選手
「中里さんといいバトルができて楽しかったよ。上手いね、綺麗な走りをしている。さすがVITAチャンピオンだね。」
大文字選手も過去にFJ,F3,GT,S耐久の経験がある。
「歳取って何かスポーツを、と思った時にやはりレースが一番と思い再開した。
お陰で身体が健康になったよ。やはりレースは楽しい。
今59歳だけど60過ぎても全く問題なく乗れるね」
と彼らしい魅力的なトークをいただいた。

さすがレジェンドらしい、素晴らしいデットヒートで観客を湧かせてくださいました。
ありがとうございました。

VITA倶楽部


CS2(クラブマンスポーツ2)

鈴鹿クラブマンレースのスポーツカーカテゴリーとして
入門クラスからステップアップ出来るようにと
ピラミッドを構築するCS1、CS2、CS3のカテゴリーを設定し、
2017年から始まったCS2。

入門カテゴリーのCS3は「VITA」であり、そのステップアップカテゴリーがCS2となる。

CS2のレイアウトは準レーシングカーとしてのクォリティがあり、
縦置きエンジン(185馬力)とレース用T/Mを採用。
パドルシフトも導入され、スリックタイヤを装着と
ワンランク上のカテゴリーとなっている。
最大の魅力はその走行安定性。
ラップタイムもVITAより10秒近く速く、ミドルレーシングカーとして、注目されるレースとなって来た。