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エイム・ザ・レジェンズ・クラブ・カップ2019
2019/11/13 レポート

Mエイム・ザ・レジェンズ・クラブ・カップ2019が
10月20日(日)富士スピードウェイで開催された。

2018年に続き第2回目となるこのレースでは、新メンバーが新たに加わり
レジェンドドライバーの、心からドライビングを愛する奥の深さを垣間見ることが出来た。

とにかく人人人!ファンはこの大スターを一目見ようと、遠方から大勢集まってくる。
芸能界でいう『石原裕次郎、高倉健』等のオーラを醸し出す
往年のレジェンドドライバーに、敬服の思いを抱いてしまう。

このレースは公式レースではなく、
レーシングカーを渋くカッコよく楽しんでいただきたい。
という思いがあり、今回レースレポートはなく、あえて皆様のコメントを集めてみた。

何歳になってもサーキットをレーシングカーで走ることは
身体中の血が踊るくらい楽しいのだ!ということを
改めて知ってしまった。

何歳になっても乗らなければ・・・!

VITA倶楽部


AIM Legend Cup 2019

2018年11月に初開催となった「AIM Legend Cup」
その第2回目が2019年10月19-20日、
富士スピードウェイで開催の富士チャンピオンカップ第5戦で開催された。

これは、往年の名ドライバーによって組織された
Legend Racing Drivers Club(レジェンドレーシングドライバーズクラブ:LRDC)
がレース運営・主管するもので、
参加資格はそのレジェンドレーシングドライバーズクラブ会員であること、
ということで今回もその会員の中から17名の名ドライバーたちが参戦した。

(富士スピードウェイプログラムより抜粋)

その顔触れは、ゼッケン順に、福山英朗、長谷見昌弘、関谷正徳、大岩湛矣、中谷明彦、黒澤元治、武智勇三、見崎清志、鮒子田 寛、多賀弘明、中嶋 悟、岡本安弘、片桐昌夫、寺田陽次郎、戸谷千代三、長坂尚樹、柳田春人の17名。

前回も同じ17名が参戦したが、5名が入れ替わりで今回新たに参戦することとなった。
前回参戦していたが今回は出走を見合わせ、その様子を観戦に来たという大久保力さんは、
このLRDCの会長。
今回第2回目を開催するということで、たくさんの会員から参戦希望があったため、
今回自身の参戦を辞退した。
その不参戦の理由を話してくれて、会員の中にも多くの参戦希望者がいるという。

決勝前日となる19日(土)、富士スピードウェイは朝から雨の一日となり、午後2時40分から予定されていたレジェンドカップの公式予選の時間もウェット路面での走行を強いられることとなった。その「公式予選」は、安全面を考慮して急遽「練習走行」ということに変更となった。

このセッションで2分15秒772のトップタイムを記録したのは今回初参戦となった福山英朗選手。
「他の皆さんのクルマと比べて、僕のクルマはすごく調子が良くて当たりのクルマでした」
とコメント。
今回ピカピカの新車での参戦となったのは中谷明彦選手
。前回「雰囲気が読めてない」などと言われながら予選2番手から優勝をもぎ取ったわけだが、
「全くのド新車だったので、慣らし走行しかしていない」と言いながらも
2分17秒963の2番手のタイムで走行を終えた。

前回参戦の申し込みを忘れたために参戦できなかったという、
TOM’Sの共同設立者である大岩湛矣選手は、
決勝翌日の2019年10月21日まで有効の免許証を見せながら
「もう免許更新(認知機能検査第1分類)できないから」ということで、
公式のレースはこれが最後と少し寂しい話となったが、
それでも元気よく走行。
また決勝後には関係者から花束を受け取り、関係者から温かい祝福を受けていた。
もちろん、このレジェンドカップは公式戦ではないため、まだまだ参戦ができる。

また昨年は同日に鈴鹿で開催となった「サウンド・オブ・エンジン」に参加していて、
このレジェンドカップに参戦できなかった
ミスター・ル・マンこと寺田陽次郎選手は今回スケジュール調整をし、満を持しての参戦となった。
今回乗車したVITA-01については
「やっぱり昔みたいには走れないね。ちょっと難しかったけれど、走り慣れれば面白いクルマだと思う」とコメントしてくれた。

台風の影響で自宅周辺の道路が被害を受け、
ずいぶん遠回りをして富士スピードウェイに入ったという黒澤元治選手は
「VITA-01はシャープで難しいクルマってことは知っているけれど、雨の走行はさらに難しかった。
でも、だからこそ楽しかった」
とこのマシンの奥深さにも触れるコメントをしてくれた。

また、マツダワークスドライバーとして活躍した岡本安弘選手は
「コメントするような走りはできていないよ。コースもマシンも覚えることが多すぎ。
毎周勉強させてもらっている感じで、でも常に安全を心がけて走っているよ。
練習走行はウェットでちょっとシビアだったけど、ドライになったら楽しみだね」
と練習走行を振り返る。

予選セッションは行われなかったため、その決勝グリッドは生年月日順で決定した。
ポールポジションは、御年85歳となる多賀弘明選手。
そして、片桐昌夫、大岩湛矣選手が80歳でこれに並ぶ。
そして練習走行トップタイムを出した福山英朗選手は64歳で16番グリッド。
そして最後尾となる17番グリッドに61歳の中谷明彦選手というオーダー。

そして迎えた決勝日も朝から厚い雲に覆われた富士スピードウェイ周辺。
路面はウェットだったものの、その後徐々に回復し、昼前にはほぼドライとなった。
LRDCに参戦するメンバーは、朝からトークショーに出場するなど、
サーキットイベントにも積極的に参加。
そしてレジェンドカップの決勝レースは、
非常にのんびりとしたフォーメーションラップを経て、
午後3時39分からスタートとなった。

ハコのスペシャリストとして名を馳せた長坂尚樹選手は
「今回のクルマは、去年のクルマと違ってセッティングがすごくよかったんだけど、
もっと行けるってことに気が付くのが遅くなって
決勝レースでそのクルマの良さを発揮できなかった、残念。
もっと走りたいね」とレースを振り返った。

もちろん、目を三角にして上位を目指す選手がいる一方で、
純粋にレースというイベントを楽しんでいる選手もいて、
そのどちらも実に楽しそうにコメントしてくれた。

ダイハツワークスドライバーであった
武智勇三選手も「もうね、楽しくて楽しくて。
この年齢になってもこんな素晴らしい体験ができるなんて普通では考えられないですね。
富士は昔のバンクのあったころしか走ってはないけれど、
この独特の雰囲気に青春時代を思い出しながら楽しめました。
ガチンコのレースではないけれど、こうやって楽しめるっていいですね。
サポートしていただいたすべての皆さんに感謝します」とコメント。

数々の耐久レースで活躍した
戸谷千代三選手も「借り物のマシンですからね、
ぶつけない、壊さないってことを第一に走りましたが、すごくワクワクしてね、
昔の連中と一緒になって楽しめました」という。

トヨタワークスドライバーとして活躍し、
今年このLRDCに入会した
片桐昌夫選手は「昨日雨の中を走ったのが、実に45年ぶりの富士スピードウェイでね、
ヘアピンから最終コーナーまでのイメージが全くできていなくて、
もっと勉強して練習しないとなかなか皆さんにはついていけなかった。
闘争心は人並み以上にあるけれど、ね。
それにしても楽しめてよかった。
昨日VITA-01を一台買おうって話が持ち上がって。
それでちゃんと準備をして、来年もぜひ出たいと思っている」
とすでに来年に向けた話も盛り上がっている様子。

多賀弘明選手は
「これはLRDCで運動会をやろうってことで始まったもので、
その主旨はみんなで楽しもうってこと。
だから、多くの皆さんに無理を言って、さらにクルマを借りて、
それで完走して無傷で返すことができ、みんなニコニコして家に帰れる。
これがすべて、ですね」
と今回も無事にレースを終えられたことを喜んでいた。

記事:青山 義明さん

11月17日(日)鈴鹿サーキットでのイベント
『サウンド オブ エンジン』
にて再びレジェンドカップレースが開催されます。
このレースにエントリーの中谷明彦選手、福山英朗選手
から素敵なコメントをいただいています。
そのレースと合わせて、
次回
「歳を取ってもサーキット」の記事にしてみようと思います。

VITA倶楽部

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