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鈴鹿クラブマンレース第1戦 VITA
2020/03/25 レポート

鈴鹿クラブマンレース第1戦 クラブマンスポーツ

3月14〜15日 鈴鹿サーキット

 岡山国際サーキット、ツインリンクもてぎに次いで、
鈴鹿サーキットにおいてもVITA-01によるワンメイクレース、
「クラブマンスポーツ」が3月14〜15日の鈴鹿クラブマンレース第1戦で幕を開けた。
この時を待ちかねていたドライバーは23名。
シーズン初戦としては、例年並みと言えるだろう。
3度のチャンピオン経験を持つ中里紀夫選手は、2度目の連覇目指して継続参戦の一方で、
フレッシュなドライバーもちらほら……。
また、これまで岡山シリーズを主戦場として戦っていたドライバーを多く見かけられたのも、
喜ばしい傾向と言えよう。

 土曜日の午前に行われた予選は、あいにくのウェットコンディションで競われた。

先頭を切ってコースインしていったのは、今回がレースデビューの元山泰成選手。
計測が開始されると、セクター3までのタイムは、その時点で最速、
これは好タイムが期待できそう……と思わせたものの、
シケインで勢い余ってコースアウト。
復帰に少々時間を要し、なおかつピットに戻る羽目となる。

 最初にタイミングモニターのいちばん上に名を記したのは、山谷直樹選手だった。
昨年の最終戦が久々のスプリントだったにも関わらず、
2位でゴールした勢いそのままにタイムを詰め続け、終始トップをキープ。
計測4周目には2分53秒913にまで到達する。

それまで2番手の岡山チャンピオン、バイエルン松尾選手は2分56秒206が自己ベストだったから、
2秒以上の差をつけていたことになる。

 しかし、その山谷選手と松尾選手の間に割って入ってきたのが、あの元山選手だった。
すぐにアタックを再開できたことから、徐々にタイムを上げていって2分55秒602をマークする。
雨はほとんどやんで路面状態も向上していたのは明らかだったから、
まだ誰にもタイムアップの余地はある。
しかし、その直後になんと山谷選手がデグナーでコースアウト。
グラベルに捕まってしまったことから、残り3分で赤旗が出されることに。

 果たして再開されるのか……、だがモニター上には無情にも「赤旗終了」の文字が。
その原因となった山谷選手が、ポールポジション獲得かと思われた。
「もうちょっと、というつもりが……。僕のせいで後半タイムを出せなかった人もたくさんいると思うので、本当にそれは申し訳なく思っています」
と反省することしきり。さらに山谷選手にはWパンチが。
ピットロードの速度超過に対するペナルティとして、2グリッド降格が言い渡されたのだ。

 これにより、繰り上がってポールポジションを獲得したのは元山選手。
大阪出身の19歳、モトヤマ選手が衝撃のデビューを果たすこととなった。
2番手は松尾選手で、3番手に山谷選手がついて、4番手が米田弘幸選手。
ディフェンディングチャンピオンの中里選手は
遠藤浩二選手に次ぐ6番手から決勝に臨むこととなった。

ポールポジション 元山泰成選手

「1周目に攻め過ぎて、シケインでコースアウトしましたが、気持ちは切れていませんでした。たぶん赤旗が出なかったら、最後もっとタイムが出ていたと思うので、ちょっと残念です。以前はカートをやっていたんですが、からだが大き過ぎて結果はあんまり残せていません。大学に入って1年休んで、今回が四輪レースデビューになります。決勝は思いっきり行きます!」

 

《今回のブリーフィングは、ピット上3Fテラスで行われた》

 決勝レースが行われる日曜日は、一転して青空に恵まれることとなった。

一躍注目の存在となった元山選手は、果たしてデビューウィンを達成できるか? 

そんな新たな焦点が加わったものの、
好スタートを切ってトップに立ったのは、松尾選手だった。

カート出身でスタンディングスタートの経験のない元山選手だけに、
それでも2番手に留まったのはなかなかのもの。
だが、若手に容赦など、ベテランたちが許そうはずもない。

スプーンでかわしていったのは山谷選手。

さらに遠藤選手、中里選手がピタリとついて、
オープニングラップのうちに5台によるトップグループが形成される。

 2周目のスプーン立ち上がりで接触があり、2台がコース脇にストップ。セーフティカーが導入されるも回収に手間取り、2周の先導の後に赤旗が出されて中断となる。再開後は4周での戦いに。リスタートが切られるギリギリまでタイヤを温め続けていた、松尾選手が1コーナーに再びトップで飛び込んでいくが、山谷選手と元山選手も背後に続いたまま。

逆に遠藤選手と中里選手は離されてしまうも、激しさはさらに増した感が。そして最終ラップの1コーナーで中里選手が前に出て、4番手へと躍り出る。

そして、7周目には松尾選手がファステトラップを記録し、山谷選手を振り切ることに成功。さらに中里選手が元山選手にも迫ったものの、コンマ09秒差で振り切られて表彰台に上がることは許されなかった。

松尾選手のVITAでの鈴鹿のレースは、これが2戦目。昨年の最終戦はトラブルでリタイアしているため、早くもリベンジを果たしたばかりか、岡山チャンピオンとしての意地も見せつけることとなった。

 

優勝 バイエルン松尾選手(恵比寿☆楽しく走ろう.comアルファ1号)

「スタートは良かったね、それで前に出られて。リスタートはギリギリまでタイヤを温めて、それをやらんと後ろの山谷さんは速いからね、一回抜かれたら無理やから。最後たぶん山谷さん、諦めたんやと思う、あと1周しかないからね。岡山はやめて、今年は鈴鹿に出ようと思っています。チャレンジャーとして頑張ります!」

2位 山谷直樹選手(CF亜衣★制動屋NJK44★VITA)

「ちょっと2位で悔しくもあるんですけど、切磋琢磨して今度は松尾さんにリベンジできるように頑張ります」

3位 元山泰成選手

「初めてのスタートで戸惑って、とりあえず失敗ないように落ち着いて、自分なりに。で、あのスタートでした。めっちゃ悔しいです、1番が良かったです! デビューウィン狙ってましたから。セーフティーカー入った後に勝負かけようと思ったんですが、みんなベテランですから甘くなかった。めっちゃ悔しいです」

《ポールポジション賞》元山泰成選手

記事:秦 直之さん

 

 

 

鈴鹿クラブマンレースRd,1

参加して活躍くださった皆さま、ありがとうございました。

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