Design Production

 1/1000秒を争うモーターレーシングの世界。そのコンペティティブなレーシングカーを、ゼロの世界から作り出す技術の背景には、ウエストが誇る最先端コンピューター・デザイン(CAD)と超精密工作機械の活躍があります。こうした最新鋭機械は、40年に及ぶ活動で貯蓄した経験を元にフルに活用されており、今では90%以上の製品が自社生産されています。
 車両製作工程は、日本のシャーシー・コンストラクターでは類に見ない、1ロットにつき5〜10台生産する方式を取入れています。徹底的な合理化により、納期時間の短縮/正確化、販売価格の低減、アフターサービスの充実化を実現し、ユーザーにとってメリットがあるオペレーションを実現しました。
 尚、機械による生産性向上が進む一方ウエストの設計ポリシーは、下記の通り生産第一号車のWEST759から一貫して受け継がれています。


安全性
最重要項目です。全てのマシンは厳しいFIA安全車両規定を満たすか、それを上回るレベルで生産されます。

戦闘力
シンプル・イズ・ベスト。刻々と変化する状況に敏感に反応するレースカーは優れたマシンの証しであると同時に、セットアップが決まらないと性能は著しく低下します。設計コンセプトが明確でシンプルなデザインは、問題解決に向けての方向性を短時間で解明することが可能となります。

整備性
いかに速くても、複雑で困難な整備作業を強いられるマシンは実戦向きではありません。作業性は簡易であり、機動性と連結したデザインであることが不可欠です。

信頼性
耐熱、振動、荷重といった阻害要素は、コンピュターを駆使した、高精度で無理の無い設計によって克服しています。更に、完成製品とは、厳しい品質管理テストをパスした物のみと称しています。

コストパフォーマンス
コストを度外視した高性能なマシン作りを否定します。ウエストは一企業としてカスタマーが納得して頂ける価格の製品作りを追及しています。

サービス体制
豊富なパーツストックとサービス体制の充実ぶりは、安心してユーザーがレースに打ち込める環境を実現します。

主な設備
●3D CADによる設計・開発(TOP-solid)
●CNC旋盤(マザック QT15-----2基)
●CNCマシニングセンター(マザック AJV-----2基)
●村田タレパンレーザーハイブリッド
●シャーリング(アマダ)
●ブレーキブレス(アマダ)
●ブローチ盤
●ティグ・ミグ溶接機(5基)