VITA CLUB 三重県鈴鹿市のレーシングカーコンストラクター

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鈴鹿クラブマンレースR4
2018/07/01 最新情報

ブランパンGTレースと同時開催のVITAレース、このブランパンレースにはVITAレース卒業生も何人かいる。VITAをマスターするとスーパーカーも安心して乗れるようだ。

7/1(日)真夏を思わせる晴天の中午前9:40、22台のVITAがスターティンググリッドにロックオンした。

ポールポジションはただ1人28秒台を叩き出した18歳西村和真、レーシングカーもレースも初めてという彼に多くの注目が集まった。

2番手:#79米田弘幸  3番手:#83八木 智  4番手:#78鍋家 武.   5番手:#72上村 雅一

レッドシグナルがグリーンに変わり抜群のクラッチミートで飛び出したのは鍋家武。八木、シフトミスで出遅れた西村、予選2番手の米田をかわしトップで1コーナーへ飛び込む。続いて米田、八木、大山、中里、成瀬、松本、上村が勢いよく火花を散らして行く。

ポール西村はやはりルーキーの洗礼を受けたか、一気に14番手まで順位を落としてしまう。

1周目からテールツーノーズの戦いが始まったVITAレース、まず130Rで米田が鍋家をかわしトップへ躍り出る。続いて八木をかわした大山が3番手に浮上。2周目ホームストレッチで八木のスリップに入った中里が4番手に。

ここから米田、鍋家、大山、中里、八木のバトルが始まる。そのすぐ後ろでは松本、成瀬、上村も激しいデッドヒートを繰り返す。

この辺りから中里の猛烈な追い上げが始まっていた。2周目のシケイン、大山の一瞬の隙を見逃さなかった中里がインをさし3番手で最終コーナーを立ち上がる。

3周目、続いて鍋家を射程圏内に収め1コーナーでパス、一気に2番手まで浮上。そのままヘアピンで米田をロックオンした中里は130Rで勝負に出るが、2台が軽く接触しハーフスピンから危うくクラッシュか、という状態を立て直しながらシケインへ。

その一瞬の隙を見逃さなかったのはやはりベテラン鍋家、2台をパスしトップへ躍り出る。

4周目は鍋家、中里、米田、大山、八木の順で1コーナーに飛び込む、その後ろでは松本、上村、西村和真のグループが追い上げる。130R、再び鍋家をパスした中里がトップで最終コーナーを立ち上がる。

5周目の1コーナー、鍋家、米田、大山がスリーワイドで1コーナーへ、そして米田が2番手に浮上、鍋家、大山と続く。大山は130Rで鍋家をかわし6周目3番手で戻って来た後、米田の一瞬の隙を見逃さずパス、2番手で1コーナーに飛び込む。

しかし米田もベテランの意地を見せS字コーナーまでに再び奪い返す。

その頃第2グループでは西村和真が2コーナー立ち上がりで松本を捉え6番手まで浮上して来た。1周目痛恨のスピンで最後尾まで落ちた山本絵里子選手も16番手でコントールラインを通過する。

トップ争いの中里と米田はその後もテールツーノーズの戦いが続いたが、最後にトップでチェッカーを受けたのは中里だった。

今回が初レースの西村は6番手まで追い上げたものの、その後のスピンで初入賞を逃してしまう。鈴鹿サーキットルーキーの洗礼はなかなか手強かったようだ。

ドライビングスキルがグングンレベルアップしている山本絵里子選手も、最後尾から追い上げ15番手まで追い上げるも最後で痛恨のスピン、リタイヤしてしまう。それでも鈴鹿をVITA INする度に確実に逞しくなっているように感じる。

兎にも角にも、なんてVITAのレースは面白いのだ!アマチュアレースなのにこんなにもデットヒートの見せ場を作ってくれて。VITAドライバーの皆さま、本当に盛り上がったレースでした。ありがとうございました。