VITA CLUB 三重県鈴鹿市のレーシングカーコンストラクター

パーツ注文 お問い合わせ 新車購入見積もり

鈴鹿クラブマンレース第5戦 VITA
2021/09/28 レポート

鈴鹿クラブマンレース第5戦 VITA-01

9月11日・12日 鈴鹿サーキット

7月に開催された第4戦から約1ヶ月半のインターバルを経て、9月11日(土)・12日(日)の日程で第5戦が開催された。このあと12月のクラブマンレースFinal Roundで日本一決定戦があるが、これはシリーズに含まれないため、今シーズンのシリーズ戦は今大会が最終戦となる。

すでにチャンピオンを決めている#1 大八木龍一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)

ランキング2位の#5 中里紀夫選手(シンセイ マリン MiDLAND C72)

ランキング3位の#83 八木智選手(C.A.First京都vita01)

ランキング4位の#9 関正俊選手(グラック&KTS)らをはじめ、24名が参戦してきた。

女性ドライバーも猪爪、山本、翁長、荻原と戦いに挑む。

鈴鹿のVITAレースはいつも活気と和やかさが入り混じり、見る側も楽しい。

9月11日(土)午前中はまだ雨が残り、空を見上げながらの練習走行。

<<9月11日(土) 予選>>

午前中は雨が降ったが、その後雨は止み、予選の時間には完全なドライコンディションとなった。

まずタイムを出してきたのは#7 徳升広平選手で2分16秒325。そのタイムに#5 中里紀夫選手、#86 猪爪杏奈選手#1 大八木龍一郎選手、#16 奥本隼士選手らが挑んだが、トップタイムを更新する者は現れず、

徳升選手が見事ポールポジションを獲得した。

予選2番手はチャンピオン大八木選手で2分26秒786。予想外の2番手ということで、厳しい表情をみせていた。
3番手は2分26秒997を記録した中里選手だったが、コース外走行があったとの判定で該当ラップのタイムが抹消され7番手にダウン。

代わって奥本選手が3番手、

猪爪選手が4番手となった。


<<9月12日(土) 決勝>>

前日の予選と打って変わって、この日は朝から雨が降り続きウェットコンディション。難しい状況での決勝レースとなった。

予選PP #7 徳升広平選手(フジタ薬局・アポロ電工・MT Vita)

気温が高かったので最初にタイムを出す必要があると思っていた。それが決まってトップタイムを保てた。大八木選手のプレッシャーは厳しいので、決勝はどこまで戦えるかわかりませんが、最善を尽くします。

予選2位 
#1 大八木龍一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)

いや、悔しい。こんなはずじゃなかった。徳升選手は速いから簡単じゃないけど、決勝は表彰台の中央に乗ってチャンピオンのシーズンを締めくくりたいね。

予選3位 #16 奥本隼士選手(TEAM HERO’S ★NAGISA VITA )

大八木選手に引っ張ってもらって120%の力を出せました。決勝レースは大八木さんの胸を借りるつもりで戦っていきたいと思います。

予選4位 #86 猪爪杏奈選手(Dr.DRY VITA)

クリアラップが取れる場所で、教えてもらったことをすべて守って走ったらこの順位でした。これまでの経験を生かして、決勝は頑張れたらいいなと思います。

5番手#9 関正俊選手(グラック&KTS)

6番手#37 翁長実希選手(KeePer VITA)

7番手#5 中里紀夫選手(シンセイ マリン MiDLAND C72)

8番手#6 増本千春選手(SANNO MST SHIELD清水炉工業所 01)

 

9番手#33 上村雅一(C.A First京都/MIDLAND)

10番手 #18 巽雅剛選手(ClubD’zウエストポイントVITA)

周回数は8周。

スタートでは2番手スタートの#1 大八木龍一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)がポールポジションの徳升広平選手(フジタ薬局・アポロ電工・MT Vita)に襲いかかろうとしたが前には出られずポジションキープ。
1周目のスプーンカーブで徳升選手は一瞬コースアウト、130Rでは大八木選手がコースアウトする場面があったが、2人ともそのまま順位をキープして1周目を終えた。

後ろでは4番手スタートの#86 猪爪杏奈選手(Dr.DRY VITA)が3位に浮上。3番手スタートの#16 奥本隼士選手(TEAM HERO’S ★NAGISA VITA )は6位まで順位を落としてしまった。
#9 関正俊選手(グラック&KTS)が4位、7番手スタートの#5 中里紀夫選手(シンセイ マリン MiDLAND C72)が5位に浮上。

そして驚くことに、15番手スタートの#78 鍋家武選手(IMAGE★ToyBox★パラモ★REV)が1周で9位まで上がってきた。

トップの徳升選手と2位の大八木選手が1秒以内の差でトップ争いを繰り広げる中、3位以下は徐々に前との差が広がり、猪爪選手、関選手、中里選手、奥本選手、#37 翁長実希選手(KeePer VITA)の5台による3位争いとなった。

3周目、猪爪選手がスプーンカーブでコースアウトし5位に後退。代わって3位に上がった中里選手はその後、後続との差を広げ単独3位の状態となった。
関選手を先頭とする4位争いには猪爪選手、翁長選手、奥本選手に加え、鍋家選手、

#18 巽雅剛選手(ClubD’zウエストポイントVITA)、#83 八木智選手(C.A.First京都vita01)も加わり大接戦。
周回ごとに順位が変わる激しいバトルをみせた。

さらにその後方でも#87 山本龍選手(おさきにどうぞ☆VITA)を先頭に、#76 上岡広之選手(ウィニングCB制動屋Trace☆NUTEC)、#81 飯田裕樹選手(ABBEY RACING)、#27 入榮秀謙選手(アポロ電工・フジタ薬局・マスターピース)、#6 増本千春選手(SANNO MST SHIELD清水炉工業所 01)らによる11位争いなど、各所で激しいバトルが繰り広げられた。

優勝争いは徳升選手と大八木選手による一騎打ち。序盤は徳升選手が後続を引き離す展開となったが、4周目から大八木選手が徐々に差を詰め、6周目の1コーナーでオーバーテイクを決めた。
しかし徳升選手は負けじとついて行き、ダンロップコーナーで並びかけるとデグナー1つ目で再びトップに浮上。

その後大八木選手は前を追ったが抜くには至らず、徳升選手が第4戦に続き、デビューから負け無しの2連勝を飾った。

チャンピオン大八木選手は惜しくも2位。単独走行となっていた中里選手が3位でランキング2位をキープした。

大接戦の中、終始一番前を守り続けた関選手が4位。

ファイナルラップに2つ順位を上げた鍋家選手が5位。

激しいバトルを繰り広げた猪爪選手が6位。同じく激しいバトルを繰り広げた翁長選手が7位でフィニッシュした。

■決勝レース ドライバーコメント

優勝 #7 徳升広平選手(フジタ薬局・アポロ電工・MT Vita)

まったく余裕がなく、厳しい戦いでした。でも大八木さんとはとてもフェアな戦いができました。今日はミスも多く、課題がたくさんあるのですが、今日1日は素直に優勝を喜びたいと思います。

2位 #1 大八木龍一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)
21年度鈴鹿クラブマン:シリーズチャンピオン🏆

一発で決めて前に出ようと思ったけど、抜き返されて、そこからはペースを上げることができませんでした。最後はついていくのが精一杯でした。チャンピオンは素直に嬉しいです。

3位 #5 中里紀夫選手(シンセイ マリン MiDLAND C72)

今日は雨だしスタートポジションが悪いし、追い越すときもスピンギリギリの場面もあったり、だいぶ苦労しました。単独3位になってからはミスなく走ることに徹底しました。ランキング2位を保ててよかったです。

4位 #9 関正俊選手(グラック&KTS)

前についていくことができなかったけど、落ち着いた運転ができて4位で終われてよかった。まだまだ就業が足りへん。かろうじて残れたような感じのレースでした。

5位 #78 鍋家武選手(IMAGE★ToyBox★パラモ★REV)

状況が状況(ウエットコンディション)なので、安全に走ることに心がけた。エンジンのパワーがなくて予選は悪かったけど、ウエットだとそのパワー不足が丁度いいトラクションになって、順位を上げることができました。

6位 #86 猪爪杏奈選手(Dr.DRY VITA)

スタートは決まったけど、途中でミスして混戦の中に入ってしまい、厳しいレースになった。まだまだ伸びしろがあると思うので、もっと練習したいなと思いました。

7位 #37 翁長実希選手(KeePer VITA)

最後は鍋屋さんが来て、付いて行きたかったんですけど行けなかった。
でも、ファイナルラップのシケインでチャンスはあったんですが、位置取りが悪かったですね。
雨の中、鈴鹿で走っているドライバーさんたちとバトルができて楽しかったし、とても勉強になりました。


鈴鹿クラブマンシリーズ戦のかかった最終レース🏁
チャンピオンは
#1 大八木龍一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)の手に渡りました🏆
おめでとうございます。
今年一年、安定した速さが光りました。
改めてVITA倶楽部AWARDで表彰させて頂きたいと思います。

VITA日本一決定戦の走りも楽しみにしています。

VITA倶楽部

21年度鈴鹿クラブマンレース VITA-01
シリーズポイント表